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下田旧町内で秋野菜の試食会 有機栽培に取り組むグループが開く

下田旧町内の野菜試食会での交流

下田旧町内の野菜試食会での交流

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 下田旧町内の「コミュニティスペース羽衣」(下田市二丁目)で10月10日、地元で収穫された秋野菜の試食会が行われた。主催したのは地元で有機野菜の栽培に取り組む「名高式有機栽培園芸講座(名高会)」。参加者らは新鮮な野菜を使った手作りの料理に舌鼓を打った。

新鮮な野菜を使った手作りの料理

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 名高会は下田市や南伊豆町で、農薬や化学肥料を使わない野菜づくりに取り組んでいる女性主体の同グループ。会の活動報告と地元住民同士の交流を目的とした試食会を積極的に開いていたが、コロナ禍では集まりを会員同士のものにとどめていた。

 今回のイベントは、名高会が集まりの場としていた「コミュニティスペース羽衣」を運営する佐藤潤さんの発案によるもの。コロナ禍で少なくなった地元住民同士のコミュニケーションを活性化させたいという佐藤さんと、久しぶりに試食会を開きたいという名高会の思いが一致した。

 メニューは、この時季に豊富に収穫できる芋類を中心とした秋野菜が中心。会員らが腕によりをかけた20品目のメニューをそろえ、当日は地元住民を中心に10人が参加した。

 色とりどりの野菜のおかずの詰め合わせに参加者らは口々に「おいしい」「珍しい」「体に良さそう」などの感想を口にしながら完食。同時に野菜の販売も行い、数袋もの野菜を抱えて帰る参加者の姿も見られた。

 名高会メンバーの一人、南伊豆町在住の山本はま子さんは「当日まで心配だったが、皆張り切って準備し、久々のイベントに手応えを感じた。年が明ける頃には再び羽衣を使って野菜の青空市をやってみたい」と笑顔で話す。

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