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南伊豆町「みなみの桜と菜の花まつり」 河津桜がようやく一部見頃に

見頃を迎えている「道の駅湯の花」周辺の河津桜

見頃を迎えている「道の駅湯の花」周辺の河津桜

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 南伊豆町で現在、「みなみの桜と菜の花まつり」が開催されているが、今年は寒波の影響で開花がかなり遅れ、基準樹はまだつぼみが多い状態が続いている。

町役場の開花基準樹の様子(関連画像8枚)

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 通常、2月上旬には見頃を迎える同まつりの河津桜だが、道の駅「下賀茂温泉湯の花」付近で27日にようやく見頃を迎えたものの、南伊豆町役場裏の基準樹はまだ四分咲き程度にとどまっている。

 「ここまで開花が遅れるのは10年ぶりくらい」と話すのは、同町観光協会の桑原弘行局長。「気温が上がらない日が続いたことと、昨年12月の降水量が少なく水不足になったことで、桜の成長が抑えられてしまった」と説明する。

 河津桜の開花が遅れる一方で、同まつりのもう一つの見どころである菜の花畑は順調に開花が進み、黄色いじゅうたんが来場客を迎えている。

 今年は開花の遅れに伴い、来場者の出足も鈍いという。「開花とともに来場者も増え、駐車場も混雑してきている」と桑原さんは話す。

 京都から出店する焼き芋店「IMOIZUM」の中山翔太さんと池野大翔さんは「やっと桜が咲いてくれた。桜も眺めながら、焼き芋を手に取ってくれるのがうれしい」と話す。現在大学4年生の中山さんと池野さんは「就職前に一から物事をやってみたい」との思いから、仲間5人で出店を決意。多くの観光客や地元住民と交流を深めている。「観光客だけでなく、地元の方々との触れ合いが楽しい。また南伊豆町に戻ってきたい」と話す。

 今後の天候にも左右されるが、基準樹周辺の見頃は3月3日ごろと予想されている。同協会は、最新の開花情報をホームページで確認してから訪れるよう呼びかけている。

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