伊豆急下田駅から徒歩10分、弁天橋ボードウォークのすぐ近くにサイクリストの拠点を併設した「Crank Cafe(クランクカフェ)下田シーサイドテラス」(下田市三丁目)が1月27日、グランドオープンした。
同店を運営するイズバウンド(静岡県伊豆市)の代表は、4年前に伊豆市に移住した元大学教授の木村政彦さん。「食と自転車のまちづくり」を目指し、レンタサイクルやガイドツアーのサービスを提供する「Crank BASE」、サイクリストの集まるイタリアンバル「The Crank 修善寺」や「修善寺プリン」といった飲食事業などを、主に修善寺エリアで展開する。「自転車を生かした地域活性に取り組みたいと思い、東京オリンピックの自転車競技会場に選ばれた伊豆に注目した」と木村さん。
今回の下田への出店について、木村さんは「下田や南伊豆は自転車で走るにはとても良い環境だが、自転車旅の途中で気軽に立ち寄れる場所が少ない。サイクリストのために情報発信や簡単なメンテナンスができる場所が必要だと考えた」と狙いを話す。「自転車で修善寺を出発して伊豆半島を一周を目指すと、下田で1泊するケースも多い」とも。
同店は1階に30席を用意し、オールドハワイをテーマにした内装が特徴。ラバッツァの豆をつかった「コーヒー」(500円)や「オリジナルスムージー」(660円)などのドリンクのほか、「Crankバーガー」(1,320円、ドリンク付き)などの食事メニューも提供する。スイーツにも力を入れており、クロワッサン生地をワッフル型で焼いたクロッフルを下田バージョンにアレンジした「クロッフネ」(440円)や、修善寺プリンのノウハウを生かした「塩カラメルプリン」(420円)などをそろえる。「下田のなまこ壁にも似たクロッフネを新たな名物にしていきたい」と木村さん。
営業時間は10時~17時(11月~2月は11時~)。 火曜・水曜定休。サイクルラックも用意する。