静岡ガス(静岡市駿河区)と下田ガス(下田市中)が1月23日、下田市と「SDGsとカーボンニュートラルを先導し持続可能なまちづくりの推進に関する連携協定」を締結した。
下田ガスと市は2021年に19の市有施設に電力を供給する契約を結んでおり、今回の協定はその付帯事項として結ばれたもの。この協定で3者は「PPA(電力購入契約)モデルによる、市有施設への太陽光発電設備の設置」「市公用車の電動化」「市有施設の省エネ診断を実施」「市有施設における最適な省エネ・再エネ設備を提案」の4項目の連携を約束し、地域のカーボンニュートラル化の推進や災害への備えを強化する。
静岡ガスが同様の協定を結んだのは、島田市・富士市に続いて下田市が3番目。これまでに培ったノウハウを活用し、下田市におけるSDGsの推進をサポートしていくという。
下田ガスの名倉哲士社長は「これからも地域密着の企業として、地域の課題に目を向け、その解決に積極的に取り組んでいきたい」と抱負を語った。静岡ガスの内藤貴康営業本部長も「この協定が下田市の人々に喜ばれ、持続可能なまちづくりに貢献できれば」と協定締結を喜んだ。
松木正一郎下田市長は「SDGsの理念を共有し、みんなで一緒に地域社会を持続可能なものにしていきたい」と力強く語った。