年間約70万人が訪れる稲取温泉を代表する旅館の一つである「稲取銀水荘」(東伊豆町稲取)が、チェックアウト後の滞在価値の向上を目的とした「ジオガイドとまわる細野高原ネイチャーツアー付き宿泊プラン」の販売を始め、9月17日、モニターツアーを実施した。
同プランでは、総面積125ヘクタール(東京ドーム26個分)もの草原が広がる稲取細野高原(東伊豆町稲取)を楽しむことができる。「稲取の暮らしを旅する」体験を提供する「so-an(そうあん)」(東伊豆町稲取)協力の下、認定ジオガイドが案内する細野高原ネーチャーガイドを提供する。
参加者たちは同館でチェックアウト後、ジオガイドの案内で細野高原へ移動し、高原の広大な自然を体感できるスポットや動植物について説明を受けながら山頂を目指す。11月にはススキ鑑賞、2月には山焼き、4月には山菜狩りなどのイベントも行い、季節によって多様な楽しみ方ができるという。
山頂に到着すると、「すみんこカフェ」(東伊豆町稲取)の手作りベーグルや「東伊豆珈琲焙煎(ばいせん)所」(東伊豆町白田)のコーヒーを振る舞い、稲取の街並みや相模湾に浮かぶ伊豆七島を眺めながらハイキングの疲れを癒やす。
認定ジオガイドとしてツアーを担当するso-anの新井翔さんは「このプランを通じて東伊豆町や稲取をより好きになってくれたら。細野高原を知ってもらうのはもちろん、ジオガイドの取り組みを知ってもらうきっかけにもなれば」と期待を込める。
ガイドの実施時間は10時~13時。終了後、希望者は伊豆稲取駅まで送迎も行う。通年実施。