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松崎町で巨大な竜のオブジェ制作 秋の「松崎まちかど花飾り」に向けて

実行委員会の渡辺攻さん

実行委員会の渡辺攻さん

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 10月に開催予定の「松崎まちかど花飾り」で展示する大きな竜のオブジェを制作するワークショップが8月25日、伊豆の長八美術館(松崎町松崎)で開かれ、地元有志や観光客など10人が参加した。

ワークショップの様子、松崎町の竹で輪を作る参加者たち(関連画像9枚)

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 松崎まちかど花飾りは、「花とロマンの里」をキャッチコピーに掲げる松崎町の街中を季節の花を使った作品で彩るイベント。2021年に始まり、今年は10月19日~11月10日の開催を予定している。期間中は昔の民具を利用した花などの作品を町内各所に展示するほか、生花作品の展示やプロジェクションマッピング、茶席などのイベントも開く。

 毎年多くの人が訪れる同イベントだが、長八美術館開館40周年に当たる今年は、同施設前に長八の代名詞といえる竜をモチーフにオブジェを設置することを決めた。竜のオブジェは地元で取った竹やヤシ・シダ植物の皮、流木などの植物を材料とし、花で飾られた噴水池から出現するような形にする。

 同ワークショップは6月から全3回で開いているもので、各回10人ほどが町内外から参加している。1回目は松崎町内に現存する竜作品を見学したり、伊那下神社(松崎町松崎)で竜にまつわる話を聞いたりして理解を深めた。2回目は静岡を拠点に活動するアーティスト持塚三樹さんや、ガーデンデザイナーの徳原真人さんを招き、竜のオブジェのデザインアイデアを出し合った。

 3回目となる今回は、徳原さんと共に竜の設置場所や見せ方を話し合った後、実行委員会メンバーの渡辺攻さん指導の下、地元で採取した竹を細く割ったものを丸め、竜の骨格となる竹の輪を制作した。参加者からは「力を加えすぎると割れてしまう竹を丸めていくのが難しかった」「設置の仕方について、プロの見せ方が勉強になった」などの声が聞かれた。

 渡辺さんは「今年は歴史と文化で花を愛(め)でる松崎がテーマ。花飾りを楽しみながら街中をゆっくりと散策して、松崎町の生活や文化を感じてもらえたら」と話す。

 今後の竜のオブジェ制作は、完成まで毎週土曜10時から伊豆の長八美術館広場で行う。見学や飛び入り参加も可能。参加無料。汚れてもいい服、軍手持参を呼びかける。

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