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河津町にゲストハウス「AWAI」 宿泊客と伊豆の間を取り持つ場に

「AWAI」管理者の澤田智幸さん・香さん夫婦

「AWAI」管理者の澤田智幸さん・香さん夫婦

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 東伊豆の海が見える高台のゲストハウス「AWAI(アワイ)」(河津町見高)がオープンして、8月17日で1カ月がたった。

ゲストハウス「AWAI」外観(関連画像5枚)

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 管理するのは澤田智幸さん・香さん夫婦。智幸さんは北海道出身で、東京のメディア関連企業に勤務していた。香さんは地元河津の出身で、智幸さんと同じく東京で広告関係の仕事をしていた。香さんの実家への里帰りや仕事の関係で伊豆を訪れる機会を重ねるうちに、智幸さんも河津の自然や気候が気に入り、智幸さんの定年を前に早期退職して河津への移住を決意した。

 澤田さん夫婦は移住後、任意団体「IZUCO(イズコ)」を立ち上げ、伊豆の地域活性を目的に、伊豆の自然の資源や素材を都会につなげる活動に取り組んでいる。

 「AWAI(アワイ)」は「間」の古い読み方。「伊豆を訪れる人と伊豆に住む人の間を取り持ちたい」という思いから名付けた。「自分自身、旅をする楽しさは、そこで暮らす人々とどれだけ交流できたかが大きいと思う。AWAIでは人とのつながりを大事にしたい」と話す香さん。「時間はかかっても、それが伊豆のファンを増やすと信じている」とも。

 築30年の民家をリノベーションした同施設。1階にはリビング、キッチン、6畳の和室を、2階にはベッドルーム2部屋を備える。隣接する澤田さん自宅の20畳のリビングでの室内パーティーや、庭を使ってのバーベキューやキャンプなども可能で、利用客のニーズに柔軟に応じる。

 「河津・伊豆には食やアートなど、実はいろいろなスキルを持った人たちがいる。AWAIでは単に宿泊だけでなく、そうした地域の人とお客さまをつなげてワークショップを開くなど、伊豆ならではの自然や環境に資する体験を提供したい」と意欲を見せる智幸さん。香さんも「将来的には伊豆を健康の聖地にしたい」と抱負を語る。

 宿泊料金は1人8,000円~。希望に応じて最寄駅の伊豆稲取駅への送迎にも応じる。無料駐車場あり。問い合わせや予約はメール(cao@izuco.fun)で受け付ける。

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