伊豆急行線「伊豆熱川」駅のネーミングライツスポンサー契約を締結した伊豆急行(伊東市八幡野)と熱川バナナワニ園(東伊豆町奈良本)が8月1日、同駅でセレモニーを開き、関係者や来賓として招かれた岩井茂樹東伊豆町町らが参加した。
副駅名の掲載された看板と伊豆急行キャラクター「いずきゅん」(関連画像6枚)
同沿線でのネーミングライツ契約は、蓮台寺駅での上原美術館の副駅名命名権取得に続き2件目。今回は熱川バナナワニ園が副駅名の命名権を取得し、伊豆熱川駅の副駅名を「熱川バナナワニ園」と名付けた。同副駅名は2026年7月31日までの2年間継続する。
セレモニーで伊豆急行の土方健司社長は「熱川バナナワニ園と伊豆急行は開業以来の長い付き合い。熱川バナナワニ園の名前が鉄道利用者のみならず、より多くの人に届くよう力を尽くしたい」と話した。
岩井茂樹町長は「東伊豆町では『熱川台湾提灯(ちょうちん)プロジェクト』を行っている。今回のネーミングライツ契約を機に、さらに熱川地区を盛り上げてほしい」と期待を込めた。
熱川バナナワニ園の神山浩子園長は「当園は伊豆熱川駅から徒歩1分で、沿線の中で最も駅から近いレジャー施設。私自身も中高生時代の通学や現在の通勤に使っているこの駅の副駅名に当園の名前が使われるのは感慨深い」と話す。「副駅名がバラエティー豊かになることで、伊豆の魅力がより一層素晴らしいものになるはず。その一助になれれば」とも。
伊豆急行では現在、南伊東から伊豆急下田までの各駅の副駅名を公募している(蓮台寺駅、伊豆熱川駅、川奈駅は除外)。期間は2年間で、販売価格は22~88万円。契約者には更新時の優先交渉権のほか、契約駅構内の広告スペースの一部無償利用、同社SNSでの情報発信サポートなどの特典を用意する。