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西伊豆町・仁科漁港で「海釣りGO」 日本で2港目の釣り場予約サービス導入

西伊豆町・仁科漁港て?「海釣りGO」

西伊豆町・仁科漁港て?「海釣りGO」

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 仁科漁港(西伊豆町仁科)で8月3日、漁港の釣り場予約サービス「海釣りGO」が始まった。伊豆漁業協同組合仁科支所が事業主体となり、「ウミゴー」(宇久須)サポートの下、サービスを運用する。田子漁港に続く2港目の展開。

港内には海釣りGO公式キャラクター「ニャーゴ」の看板も(関連画像8枚)

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 同サービスは、漁船の運航を妨げたりするなど漁業者と釣り人とのトラブルが元となり釣りが禁止となっていた田子漁港(西伊豆町田子)で2023年7月、日本初の漁港の釣り場予約サービスとして運用を始めたもの。同漁港で約1年間、トライアルとしてのサービス運用を経て、海業(うみぎょう)振興として有効な施策であることが実証できたことから、仁科漁港でもサービス導入が決まった。

 利用者は利用規約を承諾した上で、事前にアプリで釣り場と駐車場を予約する。仁科漁港では、これまで釣り場としてはグレーゾーンだった北側と南側の堤防を釣り場として開放し、漁港内の釣りエリアを明確に定めた。これまでは釣り場近くに駐車することができるスペースはなかったが、同サービス導入を機に専用駐車場を設け、荷物が多い人も安心して海釣りを楽しむことができる環境を整えた。

 仁科漁港ではアプリに加え、現地受付端末「UMIGOターミナル」も新たに導入。スマートフォンを所有していない人やカード決済ができない人も同サービスを利用できるようにする。仁科漁港の目の前にある漁協海産物直売所が扱う釣具やライフジャケットなどのレンタル品も、アプリで事前予約が可能。

 アプリ開発を担ったウミゴーの國村大喜社長は「仁科漁港での釣りは、さまざまな目的を持って訪れたグループ同士でも、それぞれの楽しみ方で過ごすことができるのが特徴」と話す。「近隣には漁協直営の食堂や駿河湾を一望できる露天風呂、ハイキングコースなどもあり、釣りをする人もしない人も楽しめる環境がある。海釣りと併せて、周辺散策も楽しんでほしい」とも。

 釣り場と駐車場の利用料金は、それぞれ1時間ごとに、釣り場=300円、駐車場=100円、小学生以下無料。レンタル用品は、釣具セット=500円、ライフジャケット=250円で、漁協海産物直売所で貸し出す。レンタル用品の貸し出しは火曜定休。

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