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パリ五輪に向けサーフアートが道の駅に集結 サーフィン映画の上映会も

アンディ・デイビスさんによる下田をイメージした絵画の傍らに立つカメラマン・水口知己さん

アンディ・デイビスさんによる下田をイメージした絵画の傍らに立つカメラマン・水口知己さん

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 サーフィンに関する写真やアート作品が集まる「伊豆下田サーフフィルム&アートショー2024」が6月29日~7月4日、道の駅「開国下田みなと」(下田市外ケ岡)の特別展示室で開かれた。

サーフィンプロリーグ初代チェアマン大野修聖さんが写る一枚も(関連画像10枚)

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 今月末に始まるパリオリンピックに向け、東京五輪でアメリカサーフィン代表のホストタウンを務めた下田市が、サーフィン日米各チームの活躍を願って開いた同イベント。「東京オリンピック・パラリンピックホストタウン下田市推進協議会」が主催し、下田でのマリンスポーツ振興に取り組む「マリンネット下田」が協力した。

 期間中、地元や国内外のプロカメラマンたちによるサーフィン写真や、70~80年代のレトロサーフボードの展示が来場者の目を引いた。サーフィン映画「エンドレスサマー」の広告美術や、ビートルズやボブ・ディランなどのアルバムジャケットを手がけたアーティストであるジョン・ヴァン・ハマーズヴェルトさんのポスター群も展示した。

 初日の6月29日には、サーフィン映画の名作「メニイ・クラシック・モーメンツ」を上映し、観客1人につき1,000円ずつ集めた協力金は全て能登半島地震義援金として寄付した。先着100人には、米カリフォルニア在住アーティスト、ジェフ・カンハムさんによる「下田市グローカルシティープロジェクト」を表現したポスターが配布された。

 会場にいたプロカメラマンの水口知己さんは、カリフォルニアのサーフアーティスト、アンディ・デイビスさんの大きな絵画作品の傍らに立ち、「これだけのサーフアートがそろうのも『マリンネット下田』の関係者たちが築いてきた人脈のたまもの」と話す。「親子三世代にわたるサーファー一家や、サーフィンプロリーグ初代チェアマンに就任した下田出身のプロサーファー・大野修聖さんの幼少期の写真などがそろい、下田市とサーフィンの長い歴史と深いつながりが感じられる展示会になった」とも。

 下田市には2022年秋、米国から東京五輪女子サーフィン金メダリストのカリッサ・ムーア選手、2023年秋にはオーストラリアから世界ランク11位のプロサーファー、コナー・オレアリー選手が来訪。2022年には下田中学校に全国2例目となるサーフィン部が誕生するなど、サーフィン愛好家たちの注目を集めている。

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