下田の目抜き通り・まいまい通りに、地元素材を使った海鮮料理と豊富な日本酒を提供する居酒屋「伊豆の酒処 KOTOBUKI(コトブキ)」がオープンして、6月27日で1カ月がたった。
店主は下田市で生まれ育ち、長年地元の活動にも参加してきた小川清教さん・あい子さん夫婦。食べることと料理が大好きな2人が、約2年前に自宅として購入した建物を改装し、念願の居酒屋を開いた。「将来、自分たちの店を持ちたいと話していた。地域の皆さまに喜んでいただけるような店にしたい」とあい子さんは話す。
メニューには「地魚の刺身盛り合わせ」(2,000円前後)や「地魚のカルパッチョ」(950円)など旬の下田産の新鮮な魚介類などをふんだんに使った料理のほか、「豚ハラミとキャベツの炒め物」(880円)や「サーモンソテーとほうれん草のサラダ」(1,080円)など旬の地元産の野菜を多く使った料理が並ぶ。
ドリンクは「身上起」「正雪」(以上1合700円)など、静岡の地酒をそろえる。「普段あまり日本酒を飲まない人も、好みのお酒が見つかるはず」とあい子さん。清教さんの実家である酒販店「ことぶき酒店」(武ガ浜)から酒を仕入れている
店内には大画面プロジェクターも備え、スポーツ観戦なども楽しめるようにする。
来店客からは「刺し身の盛り合わせが彩り鮮やか。地酒もそろっているので、ゆっくり楽しめる」「串揚げがサクサクでジューシーだった。特にチャンバラガイは初めて食べたが、とてもおいしかった」「地元の食材を使った料理が充実しているのがうれしい」などの感想が聞かれた。
営業時間は17時30分~22時。今後は海鮮丼や定食を提供するランチ営業にも取り組む予定だという。