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下田にスッポン専門店「えんじ」 下田産スッポンの料理をリーズナブルに

「京風すっぽん料理 えんじ」店主の柿本光男さん

「京風すっぽん料理 えんじ」店主の柿本光男さん

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 伊豆地区初のスッポン料理専門店「京風すっぽん料理 えんじ」(下田市白浜、TEL 070-8828-2220)が4月26日、オープンした。

1人前で用意されるスッポン丸鍋(関連画像5枚)

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 店主の柿本光男さんは大分県出身。スッポン料理を扱う京都の老舗かっぽうで修業し、都内の支店で料理長や店長などを歴任した、40年近いキャリアを持つ和食料理人。昨年11月に独立し、知人の勧めで近くにスッポンの養殖場がある下田に移住し、開店準備を進めてきた。

 店名は、スッポン鍋の丸い形の「円」と、開店に際して世話になった人たちの名前に共通する「じ」の文字を組み合わせて「えんじ」と名付けた。「お客さまをはじめ、さまざまな人たちとの縁を大切にしたい」と柿本さんは思いを話す。

 店は旅館だった建物を改装し、個室のテーブル席でゆっくり食事ができるよう整えた。4部屋で計25席。最も広い部屋は8席を備える。

 地元・下田の養殖場から仕入れたスッポンを使い、「京都や東京など都会の半分ほどの値段」でさまざまなスッポン料理を提供する。「栄養価が高くコラーゲン豊富なスッポンをたくさんの方に味わっていただけるよう、リーズナブルに提供する。地元の新鮮な魚介類や野菜と合わせて気軽に懐石料理を楽しんでほしい」と柿本さん。

 老舗かっぽう仕込みの調理法でスッポンのうまみを生かした丸鍋を中心とした会席(5,500円)のほか、スッポンのだしをベースに作るうどん、ラーメン、パスタ(以上1,600円)などの単品料理や昼限定のミニ会席(2,800円)をそろえる。

 柿本さんは「これからも少しずつ店内の改装やメニューの拡充などを進めて、地元の人たちに愛される店にしていきたい」と意欲を見せる。

 営業時間は、11時~15時、17時~20時。水曜・木曜定休。駐車場4台。

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