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東伊豆・細野高原で「山菜狩り」 細野高原産のクロモジ茶が飲めるカフェも

「HOSONO CAFE」を運営する地域おこし協力隊の熊谷宏之さん

「HOSONO CAFE」を運営する地域おこし協力隊の熊谷宏之さん

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 東伊豆町のジオスポット「細野高原」(東伊豆町稲取)で4月13日、ワラビやゼンマイなどの山菜が取り放題の「春の山菜狩り園」が始まった。

実際に収穫したワラビ(関連画像7枚)

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 細野高原は伊豆急行線「伊豆稲取駅」から車で15分ほどの場所にあり、総面積125ヘクタール(東京ドーム26個分)の広大な草原。古くはかやぶき屋根の材料を取るかや場とされていた場所で、今でも毎年2月に山焼きを行って草原の管理が行われている。

 今年は、初の試みとして高原敷地内の小屋を活用した「HOSONO CAFE」を開く。カフェを運営するのは、東伊豆町地域おこし協力隊として細野高原の利活用を担当する熊谷宏之さん。熊谷さんは、日本固有のハーブであるクロモジが細野高原に多く自生することに着目し、「細野のくろもじ茶」の商品開発にも取り組んでいる。同カフェでは、熊谷さんが開発した「くろもじ茶」(300円)や「コーヒー」(400円)、地元農家の朝採れイチゴなどを提供。「すみんこカフェ」(東伊豆町稲取)のマフィンやクッキーも不定期で販売する。

 「細野高原に来てくれた人に喜んでもらいたいとカフェを始めた。山菜を採るだけでなく、細野高原の景色を見ながら飲食をしたり会話が生まれたりするとうれしい」と熊谷さん。「今回の取り組みをきっかけに、今後も細野高原の魅力を多くの人に発信していきたい」とも。

 同高原での山菜狩りは見晴らしの良い場所で安全に行えるよう管理されており、初めて細野高原を訪れる人や、山菜狩りが初めての人でも安心して参加することができる。地元保育園の子どもたちが山菜狩り体験を行うこともある。同カフェで声をかければ、熊谷さんが採取ポイントを案内するという。

 今年からの新たな取り組みとして、会場内に大きなこいのぼりを飾り、細野高原の景色をより鮮やかに彩っている。前日までに申し込めば、来場者が持ち込んだこいのぼりを揚げて写真撮影などを楽しめる「おうちのこいのぼりを天高く揚げよう!」の企画も行う。

 開催時間は8時~15時。雨天中止。入山料は、中学生以上=500円、小学生=200円。町内宿泊者や町民には割引料金を用意する。山菜狩りは5月6日までだが、「おうちのこいのぼりを天高く揚げよう!」は5月2日まで。

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