伊豆半島をホームタウンとするサッカーチーム「SS伊豆」の選手たちによる「西伊豆サッカー教室」が12月17日、松崎町勤労者体育センター(松崎町道部)で開催され、地元松崎町や西伊豆町から32人の小学生たちが参加した。
SS伊豆は、「伊豆半島から世界へ」を合言葉に2016(平成28)年に設立された社会人クラブ。ホームタウンは伊豆半島に置き、熱海の姫の沢スポーツ広場(熱海市伊豆山)をホームグラウンドに活動する。静岡県東部リーグに参戦して以降、5年連続リーグ優勝と昇格を続け、来季は東海リーグ2部に昇格する。
同チームは伊豆への貢献と地元にサッカーを根付かせることを目的として、伊豆半島各地で子どもたちを対象としたサッカー教室を積極的に開いている。賀茂地域でのサッカー教室も多数開いており、7月の下田市での開催に続き今年2度目の開催となった。
開催の背景について、SS伊豆代表理事の片岡大輔さんは「賀茂地区でサッカーを頑張っている子どもたちを応援し、彼らの道標になりたい」と思いを語る。
この日はSS伊豆から西伊豆町出身の佐藤藍選手と南伊豆町出身の秋元大樹選手ら3人の選手たちが参加し、ゴールキーパー・高学年・低学年の3グループをそれぞれ指導。当初は屋外グラウンドでの開催を予定していたが悪天候のため屋内に会場を移し、約2時間の練習やミニゲームを行った。
参加した小学3年生の佐塚竜也君は「今回で3度目のスクールだったが、毎回楽しい。たくさんの人に教えてもらえる。最後に選手やコーチと試合ができて楽しかった」とうれしそうな顔を見せた。
子どもたちの指導を終えて、佐藤選手は「地元の子どもたちが元気に楽しそうにサッカーをしている姿を見て、自分自身がとても元気をもらった。この子たちの憧れの存在になれるよう頑張りたい」と話した。