10万球のイルミネーションが堂ヶ島公園（西伊豆町仁科）を彩る「堂ヶ島サンセットイルミ2024」が3月1日、始まった。初日には点灯式も行われた。主催は西伊豆町観光協会。

堂ヶ島公園を彩る10万球のイルミネーション（関連画像6枚）

　堂ヶ島が「日本の夕陽百選」にも認定されている夕日の名所であることにちなんで、青色やオレンジ色を基調とした発光ダイオード（LED）を装飾し、西伊豆の海と空や夕日を表現する。堂ヶ島公園内の芝生エリアを中心に、国の天然記念物に指定されている洞窟「天窓洞（てんそうどう）」を地上から見下ろすことができる遊歩道周辺まで電飾で飾り付け、街灯が少ない園内を明るく照らしている。

　今年で5回目となる同イベント。今年の会場アナウンスは、テレビアニメ「ゆるキャン△」のキャラクター「志摩リン（cv.東山奈央）」が担当。会場内でしか聞くことのできないオリジナル音声ガイドを用意する。声優によるオリジナル音声ガイドの放送は今回が初。

　点灯式では、星野淨晋西伊豆町長と同観光協会の塩澤一志会長が点灯ボタンを押すと同時に10万球のイルミネーションが会場内を明るく照らし、集まった参加者らからは歓声と共に拍手が起きた。星野町長は「昨年度の開催時から『DOUGASHIMA』と型取られたオブジェを設置し、今では映えスポットとなりつつある。河津桜のシーズンは終えたが、これから夏に向けての最初のイベントとして、西伊豆をPRしていけたら」と話した。

　同観光協会の鷹野純也さんは「今回は、春休みからゴールデンウイークまで長く楽しんでもらえる開催期間となっている。これからの季節は、堂ヶ島のトンボロ現象を見ることができたり、黄金崎ではソメイヨシノが開花時期を迎えたりするなど、見所が多くなる西伊豆。イルミネーションと併せて町内観光を楽しんでほしい」と話す。「赤く染まる夕景とイルミネーションが融合する景色も楽しんでもらえたら」とも。

　点灯時間は18時～21時。入場無料。小雨開催、荒天時には予告なく中止する場合もある。会場アナウンスは、18時～、19時～、20時～、21時～の計4回放送する。5月8日まで。