伊豆急下田駅から徒歩5分、市街地へ向かうメインストリート・まいまい通りにできた古着や陶器などビンテージ商品を取り扱う店「ENTE(エンテ)」(下田市一丁目)が12月16日、オープン2ヶ月を迎えた。
店主の葛西辰彦さんは青森県弘前市出身。東京・高円寺を中心に展開するビンテージ専門店「SAFARI(サファリ)」で15年以上勤務し、40歳になる節目に独立して店を持つことを決めた。
出店場所として、故郷の弘前か妻・ゆうさんの出身地である伊豆かで悩んだが、既にビンテージショップが進出している弘前より、目立つ店がまだ少ない伊豆に可能性を感じ、下田に店を開いた。
白を基調とした店内には、ラルフローレンなど「王道の」ブランドから、伊豆を意識してそろえたというパタゴニアやザ・ノースフェイスなど、アウトドア系のビンテージ商品まで並べる。アメカジになじみのある30~50代を中心に、「地元の人にも広く古着に親しんでほしい」という。
服飾小物や陶器などの雑貨も並べる中、棚や壁のアクセントとして飾るドライフラワーは妻・ゆうさんのハンドメードによるもの。アジサイやススキなど伊豆にも縁のある植物を使い、一輪挿し用から大ぶりなものまで、オーダーメードも受け付けている。
「今後は地元の土産なども販売していきたい」と葛西さん夫婦。ネット販売も併せて展開していく。下田での暮らしも8月にスタートしたばかり。「試していきたいことが他にもいろいろある」と意欲を見せる。
営業時間は11時~19時。木曜定休(祝日を除く)。