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伊豆下田経済新聞が1周年 地域ニュースを日々配信、8割超が県外から閲覧

地元ケーブルテレビに出演した編集長の鈴木さん(左)

地元ケーブルテレビに出演した編集長の鈴木さん(左)

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 伊豆南エリア(賀茂地域)の情報発信を行うウェブのニュースメディア「伊豆下田経済新聞」が12月1日、配信開始から1周年を迎えた。スタートから平日毎日1本以上のニュースを欠かさずに配信し、これまでに274本の記事を公開している。

体当たり取材としてところてん早食い大会に出場した編集長の鈴木さん(右から2番目)

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 編集長の鈴木浩之さんは千葉県船橋市在住だが、4年前から船橋市と下田市を行き来しながら2拠点生活を送っている。ニュースサイトの立ち上げについて、「小さい頃から『おばあちゃんの家』として通った下田だが、大人になってその良さをさらに実感している。もっとたくさんの人に来てもらうため、地域の魅力を特に首都圏の同世代の人たちに伝えたいと考えた」と話す。

 取材や記事執筆は鈴木さんに加え、副業としてライター活動に取り組む地元の人たちと共に取り組んでいる。主に西伊豆町や松崎町のニュースを発信している西伊豆町地域おこし協力隊の小村麻衣花さんは「伊豆下田経済新聞の記者として取材に回る中で、隣町の松崎町の人たちとのつながりも増えた。ライター仲間として、下田の人たちとも仲良くなれた」と話す。「まだまだ取材に回れていないすてきな人や場所がたくさんある」とも。

 年齢別では35歳~44歳の読者が最も多く、25~34歳がそれに続く。アクセスの8割以上は県外からのものだという。

 鈴木さんは「移住者やUターンをした人たちの新たな挑戦を伝える記事がよく読まれる傾向にある。地域の情報発信はもちろん、取材で培ったネットワークを活用して、地域の事業者同士をつなぐハブとして地域の発展に貢献していきたい」と意欲を見せる。

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