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下田で「白浜神社例大祭」 伊豆最古の神社で千年以上続く祭

最終日の御幣流祭の様子

最終日の御幣流祭の様子

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 2400年の歴史を持つ伊豆最古の神社・白浜神社(下田市白浜)最大の祭典「白浜神社例大祭」が10月28日~30日、開催された。コロナ禍を経て、4年ぶりの通常開催となった。

2日目早朝の「三番叟」、一般非公開の神事の様子

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 千年以上続く同祭では、「火達祭(ひたちさい)」での太鼓と花火、下田市無形文化財の「三番叟(さんばそう)」の一般公開や白浜太鼓の演奏、子どもたちが担ぐ「子どもみこし」の披露など、さまざまな神事が執り行われた。

 28日の前夜祭から30日の後夜祭まで、白浜神社を中心にみこしと太鼓台が地域を練り歩き、白浜神社駐車場には屋台やキッチンカーも出店してにぎわいを見せた。

 28日夕方に行われた「火達祭」は、伊豆七島の神々に祭りの始まりを知らせるための火祭り。たき上げた火と共に太鼓を打ち鳴らし花火を上げる様子に、地元住民のみならず多くの観客が見惚れた。

 翌29日は早朝から下田市無形文化財の「三番叟」を一般公開。その後、地元の子どもたちによる「子どもみこし」が境内で行われたのを皮切りに、みこしと太鼓台が地区を練り歩き、太鼓台を一緒に引く子どもたちの笑い声と共に、太鼓とおはやしの音色が響き渡った。

 最終日には祭典が無事終了したことを伊豆七島の神々に知らせるために、青竹に和紙を付けた御幣(おんべ)を海に流す「御幣流祭(おんべながしさい)」が執り行われた。

 地元の人からは「久しぶりの通常開催で、たくさんの人出がありにぎやかだった」などの声が聞かれた。火達祭を初めて見た観客は「かがり火に加え、力強い太鼓の音に花火まで上がり圧倒された」と特徴的な祭りの姿に感動した様子を見せていた。

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