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下田「こどもとしょかん」が開設1カ月イベント 英語での読み聞かせも

「コドモノDISCO」で着ぐるみピエロと遊ぶ子どもたち

「コドモノDISCO」で着ぐるみピエロと遊ぶ子どもたち

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 「こどもとしょかん」開設1カ月を記念したオープンイベントが7月29日、大型倉庫をリノベーションしたワークスペース「WITH A TREE(ウィズ・ア・ツリー)」(下田市西本郷)で開催された。

下田在住クリストファー・ピッツさんによる英語での絵本の読み聞かせ

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 「こどもとしょかん」は、「子どもが自由に本を借りることができる場所を」と同施設の一角をはじめとする市内数カ所に開設された私設図書館。オープン1カ月を迎え、開設者の一人である渡辺久志さんは「徐々に認知度が上がり、本を寄贈してくれる人も増えてきた」と手応えを話す。

 今回のイベントは、地元の子どもたちにもっと楽しんでもらおうと、同施設の管理者である梅田直樹さんが企画した。本の読み聞かせだけでなく、みんなで音楽に合わせて踊ったり、廃材を使った積み木の高さを競う大会も行ったりして、多くの家族連れでにぎわった。

 絵本の読み聞かせでは、下田在住でイギリス出身のクリストファー・ピッツさんの協力を得て、英語と日本語での読み聞かせを行った。英語のクイズを交えながらの読み聞かせは、子どもだけでなく大人をも楽しませた。

 「コドモノDISCO」の時間にはダンスミュージックを流し、スタッフが扮(ふん)するピエロの着ぐるみに促され、大人も子どもも一緒になって踊った。

 さらにこの日は、市内を中心にコーヒーの移動販売を行う「にとってコーヒー」も出店。多くの人がアイスコーヒーを求める姿が見られた。

 同館をよく利用する親子は「いつもと違いにぎやかでびっくりした。ここは来る度に進化している」と話し、母親と遊びに来た男児は「ダンスが楽しかった。もっと踊りたい」と息を弾ませていた。

 梅田さんは「この『WITH A TREE』を、大人も子どもも自由に来れる場所にしたい。今の時代の寺子屋のような場所になってくれれば」と期待を込める。

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