伊豆名産のキンメダイをテーマとした日本初の複合観光施設「金目鯛の駅」(伊東市八幡野)が7月24日、グランドオープンした。経営は、伊豆箱根エリアで伊豆特産の水産物を中心とした飲食店や物産店を展開する「徳造丸」(本社=東伊豆町稲取)。
施設中央に設置されているキンメダイ形のベンチ(関連画像5枚)
静岡県が水揚げ日本一のキンメダイの認知拡大と、「金目鯛(きんめいだい)の煮付け」などの郷土料理をはじめとする伊豆伝統の魚食文化を未来に受け継いでいくことを目的にオープンした同施設。レストラン・カフェ・物産店に加え、近年伊豆地域に多く見られるペット連れ客も楽しめるよう、犬と食事ができるテラス席や約100坪のドッグランも備える。
伊豆高原駅から徒歩5分、国道135号沿いに位置する同施設。外観は赤い看板と共に、施設正面に置かれたキンメダイ形の大きなベンチが目を引く。同社管理本部の高橋大介さんは「観光客も地元の方も気軽に立ち寄っていただけるよう、施設名に『駅』を入れた」と明かす。
施設内の海女カフェ&レストラン「とくぞう」では、「舟盛りの金目鯛煮付けづくし膳」(2,200円)や「金目鯛の紅白二色丼」(2,600円)などの定食メニューを中心に提供するほか、盆休み明けからはオリジナルコーヒーやスイーツなどのカフェメニューも提供。物産店「海鮮家」では「金目鯛ひもの」「金目鯛の姿煮」など、オリジナルのキンメダイ関連商品を豊富に並べる。
高橋さんは「今までは物販店のみでの営業だったが、『食・買・遊・休・寛』を備える新しい施設としてオープンした。ペット連れのお客さまにも気軽に立ち寄ってほしい」と呼びかける。
営業時間は9時~18時。