7月20日に梅雨が明け夏本番を迎えた伊豆南エリア(賀茂地域)で、海水浴場が続々と海開きをしている。7月23日時点で、同エリア6市町の28カ所の海水浴場のうち26カ所が遊泳可能となっている。
7月15日には白浜中央海水浴場(下田市)、今井浜海水浴場(河津町)、松崎海水浴場(松崎町)、クリスタルビーチ(西伊豆町)など22カ所が一斉にオープン。あいにくの曇天ながら、初日から海水浴や磯遊びを楽しむ家族連れなどの姿が見られた。外浦海水浴場(下田市)に遊びに来ていた家族連れは「下田に来たのは初めてだが、海の透明度が高く驚いている。水はまだ冷たいが、子どもも水遊びをしたりカニを捕まえたりして楽しんでいる」と笑顔を見せた。
7月22日には熱川YOU湯ビーチ・磯SeaGardenIKEJIRI(いずれも東伊豆町)・弓ヶ浜海水浴場(南伊豆町)が海開きし、23日には子浦海水浴場(南伊豆町)がオープンした。
各地で開設時間中はライフセーバーや住民有志が監視を行い、安全な海水浴環境の維持に努める。一部の海水浴場ではドローンを使った監視も行う。
エリア内で最も多くの海水浴場があるのは下田市。昨年、住民有志が荒れ果てた海を整備し、25年ぶりに試験的な復活を果たした柿崎海水浴場が今年は正式に海水浴場として名を連ね、市内で全10カ所の海水浴場を開く。
下田市観光交流課の渥美大介さんは「下田のほぼ全ての海水浴場は、環境省の調査で極めて良好な水質を示すAAに指定されている。美しい海で存分に夏を楽しんでほしい」と話す。
今後、7月29日に大浜海水浴場・黄金崎海水浴場(いずれも西伊豆町)が、8月1日に柿崎海水浴場(下田市)が、それぞれ海開きする。終了時期は場所により異なるが、最も遅い場所で8月27日まで海水浴を楽しむことができる。