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下田市がアップサイクルポロシャツ販売 海水浴場の漂着ペットボトルを活用

下田市がアップサイクルポロシャツ販売

下田市がアップサイクルポロシャツ販売

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 下田市は7月10日、海の環境保全の一環として、海水浴場で回収した漂着ペットボトルを資源とする素材を活用したポロシャツの販売を始めた。

胸にあしらわれたSといかりを組み合わせたロゴ(関連画像7枚)

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 10の海水浴場を持ち、夏の観光を主力産業の一つとする下田市では、海の豊かさを守るため官民さまざまな取り組みが行われている。

 その中でも「下田ライフセービングクラブ」は1978(昭和53)年から水辺の安全啓発活動とビーチクリーン活動に取り組んでおり、1995(平成7)年からはファッションブランド「シップス」と協力し、海水浴客が自主的に参加しやすいビーチクリーン活動「SHIPS SAFE & CLEAN CAMPAIGN」を行ってきた。

 2022年からはその活動に、漂着ペットボトルを繊維にする「UpDRIFT」に取り組む「豊島」(東京都千代田区)と下田市も参加し、4者協働の「下田市海浜回収ペットボトルアップサイクルプロジェクト」も始まった。

 今回は販売するのは、2022年のビーチクリーンで海水浴客と共に回収した約80キロの漂着ペットボトルも原料として活用したポロシャツ。シップスがデザインを担当したネイビーのポロシャツは、胸にSといかりを組み合わせたロゴをあしらい、背中の上段には「SHIMODA with the blue」のメッセージをプリントする。

 下田市の山本将矢さんは「幅広い世代に環境のことを考えてもらうため、普段使いしやすい万人向けのデザインを意識した」と話す。

 市企画課窓口で販売するほか、近日中にふるさと納税の返礼品にも加える。価格は4,200円。サイズはSS・S・M・L・XL・XXL・XXXLの7種類。窓口での購入者には、プラスチックによる海洋汚染を防ぐために実施するアクションを宣言する「下田マイエコ宣言」の提出も求める。

 下田ライフセービングクラブのスタッフも、同プロジェクトから生まれたTシャツをパトロールユニホームとして着用する。

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