松崎町地域おこし協力隊と住民有志が7月22日、松崎港（松崎町松崎）でさまざまな飲食ブースやステージパフォーマンスを楽しむことができる「第1回まつざきオハナ・マルシェ」を開催する。

会場の松崎港

　今回が初開催となる同イベントを主催するのは、松崎町地域おこし協力隊と住民有志団体「松崎ポートクラブ」。

　イベント名は、ハワイの言葉で「家族・仲間・つながり」を意味する「オハナ」と、「花とロマンの里」をキャッチコピーに掲げる松崎町の色とりどりの花とを重ねて名付けた。

　3年前までハワイに住みながら、ハワイの自然や文化や伝統農法を紹介するグリーンツーリズムの運営に携わってきた地域おこし協力隊の松谷あけみさんの経験も生かしながら、多くの地域住民らの協力の下、イベントの準備が進められている。

　当日は町内の事業者を中心に県内外から計65ブースが集まり、飲食や雑貨などの物販のほか、アートやセラピーなど多岐にわたる事業者が出店。竹の水鉄砲作りなど子どもが楽しめる屋台が集まった区画も用意し、バナナボートと人力車は無料で体験することができるようにする。

　特設ステージでは、伊豆半島在住者が集まる「やまねこ一座」による幅広い世代が楽しむことができるパフォーマンスや、県外在住の石部の棚田オーナーらで結成した「ごぼうフルート」によるフルート演奏のほか、ロックバンドや和楽器など計7組の団体が出演を予定している。

　イベントの狙いについて、松谷さんは「今回の出店者には、まだ店を持たない地域の新規事業者や、他地域の出店者も多くいる。マルシェに集うことで、これまで交流のなかった人たちと新たに出会い、つながる場になれば」と話す。「ハワイではファーマーズマーケットが日常生活に定着している。次回の開催は未定だが、小規模でもいいので地域に根付いたマルシェを継続し、町を活性化していけたら」と意欲を見せる。

　開催時間は10時～15時。雨天の場合は23日に延期。入場無料。