伊豆半島で活動する作家の作品を中心としたアクセサリーや生活雑貨を販売する「.11(ドットじゅういち)」(西伊豆町田子)が6月11日、オープンした。
店主自身が手がける作品のほか、さまざまな作家の作品を取り扱う
同町出身の鈴木由美さんが営む同店は、田子漁港から徒歩2分ほどの場所にある古民家を活用した雑貨店。「自分や大切な人へのご褒美に、いつもより上質なものを選べる店」をコンセプトに、自身が手がけるブランド「JYU1(ジュワン)」のアクセサリーや、伊豆半島で活動する作家の作品を取り扱う。伊豆の国特別支援学校伊豆松崎分校(松崎町桜田)の生徒が制作した食器なども販売している。
店名の「.11」は、鈴木さんが11月11日にさまざまな縁に恵まれてきたことから大切にしている数字の「11」に由来する。
育児期間中に趣味でアクセサリー制作を始め、次第に友人から購入希望の声をもらうようになったという鈴木さん。医療関係の仕事の傍ら、約15年前に友人とアクセサリーブランドを立ち上げ、イベントでの販売や地元の製菓店やアパレルショップを通じた委託販売を開始。後に自身のブランドを立ち上げるに至った。
いつかは店を持ちたいと思っていた鈴木さん。「友人などへのプレゼントを購入しようと思った時に、近隣には選びに行くことができる店が少ないことに気づいた。そんな時に立ち寄ることができる店になれたら」と開店の思いを明かす。「せっかく店で販売するのであれば、私のブランドだけではなく、私自身が気に入った作家さんたちの作品も取り扱い、より多くの人に紹介できれば」とも。
今後の展望については、「店内で作品を眺めながら、コーヒーを飲むことができるスペースを作るために準備を進めている」と話す。
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