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50年目の「下田市寿大学」がスタート 飽くなき向学心が元気の源に

あいさつする山田貞己教育長

あいさつする山田貞己教育長

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 下田市教育委員会が主催する「第50期下田市寿大学」の開講式が5月24日、下田市民文化会館(下田市四丁目)で開かれた。同大学は、市内在住の65歳以上を対象に、人間性の向上や地域の人々との交流、健康増進を目的とした1年間にわたる生涯学習教室。

林家久蔵さんによる笑いあふれる交通安全講座

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 今年で50年目を迎える同大学は毎年70~80人前後が受講し、その8割ほどが翌年も受講するという。本年度は68歳~94歳、平均年齢80歳の75人が受講する。

 開講式では山田貞己教育長のあいさつに続き、下田市老人クラブ連合会の増田政男会長が「周りの人と助け合い、元気をもらいながら頑張っていただければ」とエールを送った。祝辞に登壇した松木正一郎市長は「皆さん、楽しんでください」と大きな声で激励した。

 受講生は来年3月までの約1年間、「江戸時代の仏像」といった歴史講座や「特殊詐欺防止」などの安全講座、体を動かす健康講座など計10回の講座を受講する。

 同日、1回目となる「交通安全教室」が行われた。毎年の初回講座は警察官による交通安全指導が恒例だが、今年は趣向を変えて落語家の林家久蔵さんが講師を務めた。笑点で知られる林家木久扇さんの弟子となる久蔵さんは、師匠譲りの明るく元気いっぱいの語り口で受講生を大いに笑わせた。自身が見た危険運転の話をしながら「運転する皆さんは、いつも免許取り立ての気持ちで運転してほしい」と学生たちに呼びかけた。

 教育委員会担当者は「好きなことをするのが元気の秘訣(ひけつ)。もっとたくさんの高齢者に元気になってほしい」と話す。

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