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東伊豆「IZU AGEMONO STAND」 地元旅館と芝浦工大生が協働で出店

東伊豆「IZU AGEMONO STAND」店舗外観

東伊豆「IZU AGEMONO STAND」店舗外観

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 揚げ物メニューを主軸とする飲食店「IZU AGEMONO STAND(イズアゲモノスタンド)」(東伊豆町稲取)が伊豆稲取駅から車で3分、伊豆七島が見渡せるサンライズテラスすぐそばにオープンして、3月18日で1カ月がたった。

地元の魚を使った「フィッシュアンドチップスセット」(関連画像4枚)

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 温泉旅館「石花海(せのうみ)」(稲取)が新規事業として出店した同店。シェアオフィス「EASTDOCK」やシェアキッチン「ダイロクキッチン」(以上、稲取)など、東伊豆町における空き家再生に携わってきた芝浦工業大学の学生団体「空き家改修プロジェクト」も企画や施工に加わっている。石花海と学生たちが毎週の会議を重ねて企画を練り、空き店舗の施工は学生たちが担当した。

 石花海の定居宏康専務は開店後の手応えについて「観光客だけでなく地元客のリピーターも来てくれるようになった」と話す。「食べ歩きできるフードがこのエリアになかったので、SNSでの投稿などを発見するとうれしくなる」とも。

 店内はオープンキッチンで、目の前で調理の様子を見ることができるようにした。壁には小物を展示できる飾り棚も設け、料理の揚げあがりを待っている間に地元の土産物などを見ることができるセレクトショップの準備も進めているという。店内奥には小上がりで10席のイートインスペースも用意する。

 メニューには、は地元で水揚げされた魚を使った「フィッシュアンドチップスセット」、稲取産かんきつが「隠し味」という「唐揚げチキンとポテトのセット」(以上880円)、「串揚げ5種盛り」(750円)などを並べる。魚と鶏の両方を楽しめる「ミックスフライ定食」(1,200円)などの定食のほか、温泉地ならではの「揚げまんじゅう」(200円)も。ドリンクは、ソフトドリンク(350円~)や地ビールなどのアルコール(680円~)をそろえる。

 揚げ物に付けるディップソースは、地元産かんきつやワサビを使ったものなど全6種類から2つを選ぶことができる。

 この日初めて来店したという親子は「ボリュームもあるし、ディップソースがいっぱいあって驚いた。かんきつのディップソースは香りが良くおいしかった」と笑顔で話す。

 今後の展望について、定居さんは「イベント出店を通じた認知度アップにも積極的に取り組みたい。旅の目的地になる存在となると同時に、地域活性化の材料になることも目指す」と力を込める。

 営業時間は、11時~14時30分、17時30分~20時30分。水曜・木曜定休。駐車場あり。

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