町政施行70周年を迎えた南伊豆町の毎年恒例イベント「第22回フェスタ南伊豆」が10月19日、南伊豆町役場で開かれた。地場産品の販売ブースやキッチンカーなど46のブースが並び、和太鼓や阿波踊りの迫力ある演舞が披露された。
開会式では南伊豆町スポーツ文化表彰を行い、「全国空手道選手権大会」で活躍した肥田風雅さんと土屋大也さん、テニス「Growing2024 Final」15歳以下男子シングルスの部で3位に入賞した高橋大地さんの3人にスポーツ栄誉賞を贈った。
岡部克人町長は町政施行70周年に触れ、「これまでの70年を祝うとともに、これからの新たな年もみんなで盛り上げ、より住みよい町を築いていきたい」とあいさつした。
開会式後は、表彰を受けた2人が所属する南伊豆町スポーツ協会空手道部「空志塾(くうしじゅく)」のメンバー10人による力強い組手と形の演武で幕開け。続いて、交流自治体である東京都杉並区から高円寺阿波おどり連協会が出演した。南伊豆町ユウスゲ連と共に下賀茂商店街で華やかな踊りを披露し、沿道の観客から大きな拍手が送られた。
その後もステージでは、フラメンコの華麗な踊りや御殿場市の富岳太鼓による勇壮な演奏、ピアニスト・まなまるさんのライブなどがが次々に繰り広げられた。「iZoo」(河津町)による移動動物園も開かれ、イグアナやリクガメに直接触れた子どもたちが歓声を上げる姿も見られた。南伊豆町観光協会が振る舞った伊勢エビのみそ汁250杯は15分ほどで完売する人気ぶりだった。
「はたらく車の展示コーナー」では、東京電力パワーグリッドによる高所作業車も登場。試乗体験は順番待ちが途切れることなく、約50人の子どもが高さ15メートルの作業台から地上の家族に手を振り、歓声を上げた。
イベントの締めくくりには恒例の抽選会や餅まきが行われた。