
下田認定こども園(下田市敷根)で6月16日、保護者を対象にした子育て支援事業の一環として、下田の海で集めたシーグラスでアクセサリーを作るワークショップが開かれた。
同園では、在園児の保護者を対象とした子育て支援事業として、給食で人気のおやつ作り教室や子ども向けのヘアセット講座、防災勉強会など、さまざまな催しを毎月開いている。アクセサリー作りのワークショップは今回が初めての試みとなった。
企画を担当し講師を務めたのは同園職員の矢野このみさん。矢野さんが趣味で作ったシーグラスのアクセサリーが職員の間で好評だったことから、「身近な海で取れる素材の魅力を知ってもらい、海に親しむ機会にもなれば」と企画したという。
ワークショップには保護者7人が参加。全て下田近隣の海岸で採取したという、色や形の異なるシーグラスの中から好みのものを選び、ピアスまたはイヤリングを制作した。「アクセサリーに興味を持ち始めた娘のために作りたい」と話す保護者の姿も見られた。慣れない工具や小さな部品に苦戦しながらも、思い思いのシーグラスを使ってオリジナルの作品を仕上げた。
参加者した小池貴之さんは「ショップに並んでいるようなかわいいアクセサリーを作ることができた。シーグラスの存在は知っていたが、こんなにきれいなものが近くの海にあるなら、子どもと一緒に探しに行ってみたい」と話していた。
矢野さんは「アクセサリー作りは子育て中のリフレッシュにもなる。多くの人に楽しんでもらえたら」と話す。