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下田「あじさい祭」が見頃迎える 期間限定のライトアップも

アジサイの背に広がる下田の風景

アジサイの背に広がる下田の風景

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 下田公園(下田市三丁目)で開催されている「第54回伊豆下田温泉あじさい祭」が見頃を迎え、多くの来場者でにぎわいを見せている。

了仙寺でのライトアップ(関連画像10枚)

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 6月の下田市の風物詩として親しまれている同イベントには、日本一の数を誇る約15万株・300万輪ものアジサイを楽しみに例年、10万人以上が訪れる。今年も例年とほぼ同時期に満開を迎え、公園入り口の麓から、休憩所のある中腹、山頂のあじさい群生地まで、色とりどりの花が来園者の目を楽しませている。

 園内では、日本原産のヤマアジサイ、オランダ人医師シーボルトが品種改良を手がけた西洋アジサイなど、さまざまな形や色のアジサイを楽しむことができる。

 昨年から公園入り口に設置された「あじさい祭」の看板前や、高台から下田富士や港町を背景にアジサイを鑑賞できるスポットでは、ペットと撮影したり、浴衣姿で写真を撮影したりする観光客が順番待ちの列を作る様子も見られる。日本人観光客に加え、アジア圏を中心に世界各国からの訪日客の姿も多く見られる。

 6月7日と14日には、大宮駅~伊豆急下田駅を結ぶ臨時特急「下田あじさい祭号」も運行され、乗客には「ところてん」を振る舞った。

 園内の開国広場には、名物のキンメコロッケをのせた「キンコロそば・うどん」(700円)や「あじさいソーダ」(500円)を提供する「あじさい茶屋」などが出店。クレープやフレッシュジュースなど、デザートを提供する屋台も人気を集めている。

 祭りの開催に合わせ、周辺でもさまざまな催しが開かれている。

 下田開国博物館では期間中、「あじさい祭フォトスタンプラリー」を実施。同館が配布するチラシを持って、下岡蓮杖記念碑や開国記念碑など、園内を中心に設けられたフォトスポットを3カ所以上巡り、写真を撮影した人に記念品を進呈する。

 6月13日には、公園近くの了仙寺(三丁目)山門付近で竹明かりによるライトアップも始まり、日没後もアジサイを楽しむ人の姿が見られる。

 6月21日・22日には、下田商工会議所(二丁目)近くで「大横町あじさい祭」も開催。8軒の屋台が集まる「開国グルメ広場」や抽選会などを予定している。

 あじさい祭は6月30日まで。了仙寺でのライトアップは6月22日まで。

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