新年恒例のウオーキングイベント「下田水仙ツーデーマーチ」が1月11日・12日に開かれ、県内外から2日間で延べ600人超が参加した。
1日目は「水仙まつり」開催中の爪木崎もコースに含まれていた(関連画像6枚)
今年で27回目を迎えた同イベント。コースは1日目と2日目で異なり、1日目は道の駅「開国下田みなと」をスタートし、恵比須島を経由して「水仙まつり」が開催されている爪木崎を目指す「下田水仙コース」。爪木崎をゴールとする10キロコースと、外浦海岸を経由してスタート地点に戻る20キロコースの2種類を設定。岬一面に咲くスイセンや海岸沿いの眺望、自然の造形美などを楽しむことができる。
2日目のコースは、開国のまち下田を巡る「松陰コース」。幕末に世界情勢を知るため下田から密航を企てた吉田松陰が仮住まいした蓮台寺や、日米和親条約で来日したペリーが歩いた「ペリーロード」、同条約が締結された了仙寺などを巡るもので、6キロ、13キロ、20キロの3コースを用意。運営を担当した下田市観光交流課の竹本諒さんは「2日目は新しいコースを設定した。下田の歴史を感じてもらいながらウオーキングを楽しんでもらえればと思い準備した」と話す。
初日の11日は風もなく快晴に恵まれ、スタート地点の道の駅「開国下田みなと」で行われた出発式では、松木正一郎下田市長が「今日は全国から400人が参加してくれた。天気も良いので、若い人からお年寄りまで一日楽しんでいただければ」とあいさつ。その後、参加者全員で準備運動を行い、9時30分にピストルの合図で一斉にスタート。思い思いのペースでゴールを目指した。
初日の参加者からは「今日は風もなく、恵比須島からの景色が素晴らしかった」「このツーデーマーチには4回目の参加。明日も参加する」などの声が聞かれた。
竹本さんは「日本海側を中心とした寒波による雪の影響で、残念ながらキャンセルになった方もいたが、大会当日は風もなく、晴天に恵まれた。2日目の新コースの評判も上々だった。北海道や宮崎などの遠方からの参加者もいた」と振り返る。