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峰温泉大噴湯公園でサウナフェス 河津町の香りを生かしたロウリュも

イベントに参加したサウナーたち

イベントに参加したサウナーたち

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 「東洋一の大噴湯」ともいわれる峰温泉大噴湯公園(河津町峰)で11月16日・17日、アウトドアサウナや噴き上がる温泉を眺めながら外気浴などを楽しむことができるサウナイベントが開かれた。

地上30メートルまで噴き上がる大噴湯(関連画像8枚)

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 同イベントを開いたのは、海外旅行者向け観光案内や地域活性化事業を手がける「Huber.(ハバー)」(神奈川県鎌倉市)。河津町役場の委託を受けて実施した。

 同社は「旅を通して世界中の人々を友達にする」を理念に、2015(平成27)年に創業したベンチャー企業。2年半前からサウナ事業に注力し、特に屋外でのサウナ活用に力を入れている。所有するサウナカーやサウナテントを活用し、各地でアウトドアサウナのサービスを提供している。

 同社の株主である東急グループが経営する「伊豆今井浜東急ホテル」(見高今井)のプール脇にテントサウナを設置したことをきっかけに、河津七滝(ななだる)など町内の景勝地でアウトドアサウナを展開。今回のイベントは、河津町委託事業としては本年度3回目。

 イベントには2日間で計28人が参加。そのうち河津町から8人、隣接する下田市から4人が訪れ、サウナカーやサウナテントによるアウトドアサウナを体験した。サウナ内では、植物の枝葉を束ねた「ウィスク」を使い、自分で体をたたく「セルフウィスキング」を楽しむ人たちの姿も見られた。

 河津産のニューサマーオレンジや桜のアロマを使い、ロウリュで香りを楽しめるような工夫も施す。さらに熱波師によるアウフグース、水風呂プール、公園の源泉を利用したドラム缶風呂、フランス伝統楽器「コシチャイム」の音色を聴きながらの外気浴スペースなど、多彩なサービスを提供した。

 公園隣の老舗温泉旅館「花舞 竹の庄」とのコラボレーションにより、竹の庄の内湯や露天風呂も利用できるサービスを整え、サウナ後に温泉を楽しむ参加者の姿も多く見られた。

 参加者からは「熱波師がエンターテインメント感を加えてくれたおかげで、いつもより長くサウナを楽しめた」「大噴湯の迫力ある景色を見ながら外気浴をする体験は圧巻だった」などの声が聞かれた。

 同社アウトドアサウナ事業部の山下貴史さんは「河津町の皆さんの協力を得て、アウトドアサウナを継続できている。役場の積極的なバックアップもあり、これほど行政と協力体制を築けている例は他にない」と話す。「今年の活動はこのイベントで一区切りとなるが、来年もさまざまな企画を通じて地域を盛り上げていきたい」とも。

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