松崎町で毎年2月中旬~5月上旬に多くの人の目を楽しませている「田んぼをつかった花畑」で3月20日~22日、2年ぶりに人間そっくりな「リアルかかし」が設置された。
野球少年を模したリアルかかし(写真提供=松崎花畑実行委員会)(関連画像7枚)
「田んぼをつかった花畑」は、那賀川近くの農閑期の田んぼを活用した約2万5000平方メートルの広大な花畑で、25年ほど前から町民有志たちによる種まきなどが行われている。2月中旬から、アフリカキンセンカ、ヒメキンギョソウ、ルリカラクサ、ツマシロヒナギク、ヤグルマソウ、ヒナゲシなどの花が順に咲き、まるで花のじゅうたんのような光景が訪れる人の目を楽しませてきた。
期間限定の花畑神社や足湯と共に、花畑の一角に設置される人間そっくりな「リアルかかし」も名物の一つだったが、昨年は担い手不足のため人型かかしを設置できなかった。そこで今年はかかしを復活させようと、地元出身の坂本典隆さんが同級生を中心に「チームかかし」を立ち上げ、「かかし手作り体験ワークショップ」を開いた。
ワークショップには町民を中心に約10人が参加。委員会が用意した材料に加えて、それぞれが持ち寄った古着や、地元工務店などから寄付された材木などを使って、花畑で遊ぶ子どもや野球少年、茶摘み姿の女性やスーツ姿の男性などを模した11体のかかしを製作し、花畑の一角に設置した。
参加者の大半がかかし製作は初めてだったが、和気あいあいとした雰囲気で、かかし製作は進んだ。完成したかかしを見た参加者からは「今年もかかしを見られてうれしい」「花畑がにぎわって今年もこの季節が来たなと思う」などの声が上がった。
坂本さんは「毎年楽しみにしていたリアルな人のかかしがなくなっていたのを知り、何とかしたかった。仲間が増え、町民の皆さんと実現できて本当に良かった。来年以降も少しずつ数を増やしたいので、ぜひ町外の方も一緒に挑戦してほしい」と呼びかける。
「田んぼをつかった花畑」は5月5日まで開催。かかしの展示は4月末までを予定している。