アップサイクルとリサイクルの2つの軸で環境を学ぶ春休みイベント「紙から考える地球の環境」が3月24日~26日の3日間、下田東急ホテル(下田市五丁目)で開かれる。
アップサイクルのイベントとしては「広井敏通 ペーパーファンタジーの世界 ~紙が作りだす夢のかたち2~」と題して、下田在住のペーパーアーティスト広井敏通さんの作品の展覧会を行う。昨年10月の同ホテル60周年記念として開いた展示会に次ぎ、2度目の開催となる。
牛乳パックで作られた電車や線路などのおもちゃを展示し、実際に手にとって遊ぶこともできるようにする。広井さん指導の下、桜の風車作りができる無料体験コーナーも設ける。
広井さんは「牛乳パックは素晴らしい素材。リサイクルに回すのも良いが、牛乳パックでこんなに楽しいおもちゃを作ることができることを子どもたちに知ってもらいたい」と話す。
リサイクルのイベント「牛乳パックDEリサイクル ~ぺるりんトイレットペーパー交換会~」では、牛乳パック6枚を持ち込むと下田のゆるキャラ「ぺるりん」の包装紙に包まれたトイレットペーパー1ロールと交換することができる。1人最大5ロール(牛乳パック30枚)まで。
ぺるりんトイレットペーパーは、紙のリサイクルを手がける「コアレックスグループ」協力の下、ホテル内で出た雑紙を活用して作り、ホテル内の客室でも使っている。
最終日の26日には、トイレットペーパーの製品化を手がける「くすの木学園」(富士市)のメンバーと一緒にトイレットペーパーの製品化を体験できる「ぺるりん包装紙巻き体験」も実施。完成したトイレットペーパーは持ち帰ることができる。
販売促進マネジャーの小泉和也さんは「当ホテルが60周年を迎えられたのは地域の皆様のおかげ。お父さん・お母さん同士、お子さま同士はもちろん、親子一緒でも楽しめる場を作っていくのが今後の課題。このようなイベントを開催することで、地域の親子連れがホテルを訪れるきっかけになれば」と話す。
開催時間は11時~17時(トイレットペーパー交換会と26日の包装紙巻き体験会は15時まで)。