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西伊豆町「シーサイドベース安良里」 手ぶらで楽しめる海が間近のキャンプ場

Seaside Base ARARI(シーサイドベース安良里)

Seaside Base ARARI(シーサイドベース安良里)

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 海を間近に自然体験を楽しむことができるキャンプ場「Seaside Base ARARI(シーサイドベース安良里)」(西伊豆町安良里)が3月18日、日本の夕陽百選にも認定されている大田子海岸など多数の夕陽スポットがある西伊豆町にグランドオープンする。

北欧をイメージさせるラグジュアリーなベルテント

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 全国的に漁村の人口減少が進んでいるが、豊かな自然や漁村ならではの地域資源の価値や魅力を生かした取り組みを「海業(うみぎょう)」と名付け、水産庁の水産基本計画の中でも海業振興が位置付けられるなどの動きがある。かつてはイルカの追い込み漁で栄えた漁師町である西伊豆町・安良里漁港でも海業振興の観点から、漁村のにぎわいを創出するための取り組みについて、3年前から自治体・漁協・民間企業が組織の枠を超えて協議を重ねてきた。

 同キャンプ場はその協議を元に計画が進められ、伊豆漁業協同組合安良里支所が所有する安良里漁港内の土地に新設。西伊豆町がインフラ整備に協力し、マリンスポーツ事業を展開する「Y・S・S(ワイエスエス)」(伊東市)が経営する3者連携で立ち上がった。

 国内でも数少ない国立公園内という立地で、手ぶらでバーベキューができるほか、マリンアクティビティーを用意。宿泊客はシュノーケリング・SUP・係船釣りのうち1つを無料で体験できるほか、ダイビングやシーカヤックの体験も有料オプションで用意する。

 Y・S・Sの河合正典社長は「コロナ禍の影響もあり時間を要したが、長年抱えてきた漁村の課題解決に向けて、地元関係者の協力の下、ようやく開業までたどり着いた。マリンスポーツ事業を担う我々だからこそ提供できるプランを楽しんでいただき、西伊豆の自然と漁業文化を肌で感じてほしい」と話す。「我々と同様、海業に関連する課題を抱える自治体は少なくない。既に全国各地から視察や海業振興に関する問い合わせが相次いでいる」とも。

 現地スタッフの増田知子さんは「キャンプ初心者でも手ぶらで宿泊でき、マリンアクティビティーまで楽しめる。ファミリーや女子会などでも気軽に利用してほしい」と話す。

 宿泊料金は利用人数に合わせて1人1万2,100円から。バーベキューや宿泊に必要な備品も完備し、有料オプション(1人5,500円)で食材の手配にも対応。10人以上の利用で貸し切りもできる。

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