ベートーベンの交響曲第9番(第九)「喜びの歌」をテーマに、来場者も一緒に歌って楽しむ大合唱形式の音楽祭「東伊豆町温泉郷みんなの音楽祭」が12月14日、熱川プリンスホテル(東伊豆町奈良本)1階ホールで開かれる。
宿泊施設やカフェを備えるピアノサロン「トヨダミュージックサロン伊豆」(大川)と実行委員会が主催する同イベント。同サロンでは2011(平成23)年から、東伊豆町の活性化を目的に、サロン内や観光施設を舞台に「音楽の街づくりコンサート」を開いている。
同コンサートの目玉は、来場者も一緒に歌って楽しむ第九の「喜びの歌」。多くの人が知る同曲を、「クラシックに加え、ジャズや民謡、唱歌の要素も取り入れた独自アレンジで構成する」という。
ピアニストのクリスタリア豊田裕子さんが伴奏を担当し、事前にレッスンを受けた有志たちから成る「オ~フロいいで~!合唱団」が参加者たちの合唱をサポートする。合唱団の名前は、ベートーベンが第九を温泉療養しながら作曲したことと、歌詞にも登場するドイツ語で喜びを意味する「フロイデ」に由来。他に、クリスマス曲や日本唱歌なども演奏する。
14時開演。入場料は一般・高校生以上1,000円、小中学生と未就学児は保護者同伴で無料。合唱団として参加する場合の参加費は3,000円(リハーサル参加含む)。