静岡グルメを提供するキッチンカーや地域の特産品を販売するブースが集まる「伊豆半島住む人・来る人感謝祭」が3月18日・19日、道の駅「開国下田みなと」（下田市外ヶ岡）で開かれる。

イベントチラシ

　賀茂地域1市5町（下田市、東伊豆町、河津町、南伊豆町、松崎町、西伊豆町）と静岡県が連携して開催する賀茂地域広域連携会議で発案された同イベント。静岡県賀茂地域局と「美しい伊豆創造センター」が主催し、静岡県をはじめとする日本の魅力を国内外に発信することを目指す「東アジア文化都市2023静岡県」の協働プログラムにも選ばれている。

　イベントを担当する賀茂地域局の中村直哉さんは「コロナ禍が明けつつあるのと同時に、伊豆縦貫自動車道の一部開通や伊豆半島のユネスコ世界ジオパーク再認定なども重なるので、改めて観光客を呼び込みたいと企画した」と狙いを明かす。「地元の人たちにも、地域の魅力を再発見する場が必要と考えた」とも。

　メイン会場となる道の駅の駐車場には、富士宮焼きそばを提供する「れいわ屋台流星」やまぜそば店「池めん」（浜松市）などのキッチンカーが各日5台並ぶほか、干物・桜葉・ワサビなどの賀茂地域や県内各地の特産品を扱う16店が出店する。

　ギャラリースペースでは「ABCクッキングスタジオ」による出張料理教室も開催。「キンメダイとアイルランドルビーのアクアパッツァ」「伊豆食材3種類のゼッポリーネ」など、地元食材を生かした料理をレクチャーする。

　「これを機により多くの人に地域の魅力を知ってほしい。静岡グルメのキッチンカーやABCクッキングスタジオなどは、地元の人たちにも楽しんでもらえるはず」と中村さん。「定期開催できるるイベントに育てるため、まずは初回を成功させたい」と意気込む。

　開催時間は、18日＝10～16時、19日＝10時～15時。入場無料。料理教室（両日10時～・13時30分～）は要予約。雨天決行。