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下田で「カイブツ大集会」 子どもの「夢中になっていること」を大人が応援

チラシを掲げるSquadの宮崎ゆたかさん

チラシを掲げるSquadの宮崎ゆたかさん

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 子どもたちが「夢中になっていること」を発表し、それを応援するため総額100万円の賞金や人とのつながりなどを提供する「カイブツ大集会2025」が10月18日、下田の大型倉庫「WITH A TREE」(下田市西本郷)で開催される。

昨年のイベントの様子(関連画像4枚)

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 下田に拠点を置き、企業の新規事業サポートやプロデュースを手がける「Squad」(下田市西本郷2)が、「夢中になっていることに情熱を持って打ち込むうちに、それが結果的に、他の人を楽しませたり幸せにしたりするのでは」との思いから企画した。同社の宮崎ゆたかさんは「若い人たちに、どんな『夢中』でも肯定してくれる大人がいることを知ってほしい」と話す。

 同イベントの「カイブツ」とは、「何かに夢中になり、それが周りの人とどれだけ違っていても追い続けている人」のことを指す。子どもたちに「自分が夢中になっていること」を発表してもらい、それに対する金銭的支援や人脈、機会を提供することで、その実現をサポートする取り組みで、昨年に続き2回目の開催となる。

 昨年は5歳~19歳が登壇し、「ガンダムのグレードの高いプラモデルを作りたい」「プログラミングを学んでゲームを作りたい」「映画を撮りたい」など思い思いの夢中を発表した。下田高校に通う磯崎仁さんの「大好きな伊豆急で車内販売を復活させたい」という発表は多くの応援と共感を集め、磯崎さんは今年7月、同社の支援も受けながら仲間たちと共に、伊豆急の観光列車で一日限定の車内販売を実現させた。

 現在、当日発表者として参加する小中高生を募集している。現地参加が可能な小中高生であれば誰でも応募可能で、定員は10人程度。オンラインでの事前ヒアリングを経て参加者を決める。当日の発表形式は自由で、画像や動画を交えることもできうるほか、口頭での説明だけでもよい。応募は公式ページの専用フォームで9月30日まで受け付けている。

 宮崎さんは「どんなことでも夢中になっていることがあれば、ぜひ応募してほしい」と呼びかける。

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