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大型客船「にっぽん丸」下田港に寄港 下田太鼓やご当地キャラがお出迎え

下田港に寄港した大型客船「にっぽん丸」(写真提供:河津建設)

下田港に寄港した大型客船「にっぽん丸」(写真提供:河津建設)

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 商船三井が運航する大型客船「にっぽん丸」が2月22日、「河津ざくらと富士山クルーズ」ツアーに伴い下田港に寄港し、下田の伝統芸能である下田太鼓の演奏や、ご当地キャラクター「ぺるりん」による歓迎アトラクションなどで乗客を出迎えた。

ご当地キャラ「ぺるりん」と松木市長がお出迎え

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 にっぽん丸は、総トン数2万2472トン、全長166.6メートル、全幅24メートルの大型客船。客室は199室あり、最大で449人まで乗船できる。

 河津桜の開花時期に合わせて企画された同ツアー。にっぽん丸は神戸港を出港した翌朝、下田港に寄港し、乗客たちは見頃を迎える河津桜や稲取のつるしびな、キンメダイグルメや下田のまち歩きなどを楽しんだ。同日夕方には下田港を出港して清水港へ向かい、翌朝から富士山の「絶景」を鑑賞した後、神戸港に戻る。

 下田港に大型客船が寄港するのは、2017(平成29)年2月にフランスの客船「ル・ソレアル」が寄港して以来6年ぶり。下田港沖に錨泊(びょうはく)したにっぽん丸から、乗客らはテンダーボートで武ヶ浜の河岸に着いた。

 下田市観光交流課長の佐々木雅昭さんは「今回は国内から331人のお客さまを出迎えた。数年ぶりに大型客船の下田入港が見られて感無量。今後は海外からの船客も再び迎えたい」と話す。浜に駆けつけた市民や、沖を一望できる下田東急ホテルの宿泊客らも、船の大きさに驚きの声を上げていた。

 下田港に下り立った乗客たちは、法被を着た市職員や関係者らによる出迎えを受け、観光パンフレットや市内で取れたかんきつ類を手に取り、ご当地キャラクター「ぺるりん」と記念撮影したり、下田太鼓の勇壮な音色に耳を傾けたりした。その後は選んだコースごとに、待隣町・河津町の「河津桜まつり」まで観光バスで向かう乗客や、徒歩で「下田まち歩きコース」に向かう乗客らに分かれた。

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