
東伊豆・稲取温泉内の3カ所から日替わりで10分ずつ花火が打ち上がる「稲取温泉 花火演舞」が、8月25日~29日に開かれる。
客室から見える花火(写真提供:稲取温泉旅館協同組合)(関連画像6枚)
同イベントは期間中の毎夜、「稲取銀水荘前」「サンライズテラス」「稲取漁港(新堤防)」(以上、東伊豆町稲取)のいずれかの会場から約10分間にわたって約300発の花火が打ち上げられるもの。打ち上げ地点と観覧エリアの距離が近く、海沿いの開けたロケーションから迫力ある花火を間近で楽しむことができる。宿泊施設によっては、部屋の窓からゆったりと鑑賞できる場所もある。
もともとは町の大型イベント「どんつく祭」に合わせて打ち上げられていた花火だったが、「滞在中にもう一度見たい」という観光客の声や、「より多くの人に楽しんでほしい」という地域住民の要望を受けて、夏期に複数回の打ち上げを行う現在のスタイルへと変化した。コンパクトながらも間近で迫力ある花火を楽しめることから、口コミでの広がりとともにリピーターも増え、夏の定番イベントして定着しつつある。
主催する稲取温泉旅館協同組合事務局の村木友香さんは「10分間という短い時間でも、至近距離で見られる花火は格別。宿泊客から『部屋から見えてうれしかった』という声を頂くことも多く、スタッフとしてもその喜びを分けてもらっている」と話す。「お客さまの笑顔を見る度に、『続けてきて良かった』と感じる。今後も夏の風物詩として続けていけたら」と意欲を見せる。
打ち上げは各日20時30分~。打ち上げ場所は、25日=稲取銀水荘前、26日・28日=サンライズテラス、29日=稲取漁港。観覧無料。稲取銀水荘前やサンライズテラスを訪れる場合は文化公園駐車場(21時閉門)、漁港周辺では東伊豆町役場前やイーストドック前の駐車場が利用可能。混雑緩和のため、会場スタッフや消防団の指示に従い安全に鑑賞するよう呼びかけている。悪天候時は中止。