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下田で「ワールド・クラスルーム」 地元の小中学生が英語で国際交流

オンラインで交流する小学生

オンラインで交流する小学生

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 下田市の小中学生がインドネシアやフィリピンに住む小中学生とオンラインで交流するイベント「世界の教室をつなぐ WORLD CLASSROOM(ワールド・クラスルーム)」が8月8日、下田市民文化会館(下田市四丁目)で開かれた。

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 同イベントは、国際社会で活躍できる人材の育成を目指す「グローカルCITYプロジェクト」の一環として開いたもの。下田市が昨年から計画し、今回が初めての開催となった。実践的な英語学習の機会を提供する狙いがある。

 市と連携してイベントを開いたのは「HelloWorld」(沖縄県沖縄市)。同社は日本国内での外国人宅ホームステイ体験や海外の学校とのオンライン交流など、日本にいながら世界とつながる事業を展開している。

 当日は市内の小中学生35人が参加。小学生、中学1年生、中学2年生の3グループに分かれ、オンラインで海外の子どもたちや教員と英語で会話を交わした。まずは「アイスブレーク」と呼ばれる簡単な英会話で緊張をほぐし、「ペットを飼っているか」「好きな色は」などの質問に答えた。

 続く交流の時間には、自己紹介や事前配布の質問表を使った質疑応答を実施。進行はほぼ英語で行い、子どもたちは真剣な表情で耳を傾けた。「趣味は何か」の問いに、下田の子どもらしく「釣り」と答える場面や、「好きな映画やアニメ」で、日本とフィリピンの子どもが共に「鬼滅の刃」を挙げるなど、和やかな雰囲気で進行した。

 参加した小中学生からは「とても楽しかった。あっという間だった」「緊張したが意外と話せた」などの声が聞かれた。下田市役所企画課の山本緋菜多さんは「このイベントを通じ、下田の子どもたちが海外や異文化への関心を持ち、それが将来の進路の一助となれば」と期待する。

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