
海岸から打ち上がる花火を間近で鑑賞できる「今井浜花火大会」が8月17日、今井浜海岸(河津町見高今井浜)で開かれる。今回で49回目を迎える同大会は、観光客や地元住民に夏の風物詩として長年親しまれている。
今井浜海岸は、透明度の高い海と遠浅で波が穏やかな地形が特徴の海水浴場である。伊豆急行・今井浜海岸駅から徒歩約3分とアクセスが良く、家族連れにも利用しやすく、夏季には海水浴客でにぎわう。
当日は20時30分から打ち上げを開始。花火は砂浜から打ち上げられ、観覧場所のすぐ近くで開くため、迫力ある光景と音を間近で楽しめる。周辺には宿泊施設もあり、宿泊と併せて花火を楽しむ観光客も多い。
今年は約1000発を打ち上げる予定で、メインは水中スターマイン。主催する河津町観光協会の森野ゆかりさんは「水中で開花した花火が水面に広がり、星の残像が水中に消えていく様子は、他にはない美しさがある」と話している。
砂浜にある海の家ではかき氷を販売するほか、同協会が用意する駐車場では屋台ラーメンの「よや」が17時~22時に出店する。
森野さんは「花火の迫力を間近で感じられるのが今井浜の魅力。観光客はもちろん、地域の皆さんにも夏の思い出を作ってもらえたら」と呼びかける。
観覧は無料。駐車場は用意されるが台数に限りがあるため、公共交通機関の利用を呼びかけている。荒天中止。