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松崎町「駿河屋」がお披露目イベント 神田カレーグランプリ受賞店とコラボ

「駿河屋」外観

「駿河屋」外観

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 地域活性の拠点として改修が進む歴史的建築物「駿河屋」(松崎町松崎)で7月20日、お披露目イベントとして神田カレーグランプリとのコラボイベントが開かれる。同グランプリの2024年度受賞店「洋食膳 海カレー TAKEUCHI」(東京都神保町)が特製カレーを限定150食で提供する。

那賀川や町を見渡せる2階席(関連画像9枚)

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 会場となる駿河屋は、松崎町に今も残るしっくいを使った日本伝統の壁塗りの様式である「なまこ壁」が特徴の、築100年以上の2階建ての古民家。古くは廻船問屋として松崎の物流を支え、その後は銀行やレコード店としても利用されるなど、町民の生活を長く支えてきた場所でもある。

 最近は、オーナーで地元出身の内田昭彦さんを中心に、地域活性化の拠点として改修が進められており、今回はお披露目イベントとして東京から同店を招き、アンティーク家具が並ぶ1階や那賀川と街並みを見渡せる2階で食事を楽しめる機会を提供する。

 TAKEUCHIを招くことになったのは、今年3月、同町が加盟する「美しい村連合」と神田カレーグランプリの特別コラボ企画として、同店が松崎町の特産品である、川のり、ライムなどを使った「全力松崎カレー」を東京で提供したのがきっかけ。「駿河屋の最初のスタートとして、みんなで同じものを食べるという体験をシェアするイベントを開きたかった」と内田さんは話す。

 当日は「ワークショップマナ」(宮内)のクッキーや、老舗和菓子店「梅月園」(桜田)の菓子も販売。松崎町観光協会が開発した新名物「桜葉シェイク」のプレゼントも行う。

 今後の展望について、内田さんは「『つかう、つどう、つなぐ』の3つの『つ』を大事にしたい。まずはこの場所を使って、そこに集った世代も異なる人たちが交わり、つながりができていく。そんな地域の循環の基盤になっていけば」と期待を込める。ステンドグラスなどを作るワークショップや食関連のイベントで活動を始めていく予定で、シェアキッチンやコワーキングとしての活用も計画中だという。

 開催時間は11時~15時。10時から整理券を配布し、11時から整理券番号順に入場する。価格は、レギュラーサイズ=1,000円、大盛り=1,200円。テイクアウト可。すぐ近くの中瀬邸駐車場が利用可。

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