
河津町の海水浴スポットとして知られる今井浜海岸(河津町見高今井浜)で6月15日、砂浜の砂を使って立体彫刻を作る「砂の造形大会」が開かれる。主催は地元のNPO法人「あおぞらビレッジ」で、開催は今年で4回目。
同NPOは、現役の小学校教諭・但馬靖彦さんが「自然体験を通じて子どもたちに地域との交流を深めてほしい」との思いから立ち上げた。2021年4月に任意団体として活動を始め、2022年2月に法人化。これまで野菜の収穫体験やエビ網漁体験など、地域の自然や人との触れ合いを大切にする活動を展開してきた。
砂の造形大会は、かつて河津町の子ども会で恒例行事として親しまれていた催しを、「海のある河津ならではの自然体験を子どもたちに届けたい」との思いから、同NPOが復活させたもの。
砂と海水、漂着物など海岸にある素材だけを使い、自由に創作する。昨年は町内外から約110人の親子連れが参加し、キンメダイやアザラシ、下田市のゆるキャラ「ぺるりん」など、さまざまな造形作品が海岸に並んだ。
今回は参加人数に上限を設けず、観光客の飛び入り参加も歓迎するなど、地域内外のより幅広い交流を目指す。但馬さんは「子どもも大人も夢中になれる時間を通じて、自然や人とのつながりを感じてほしい」と期待を寄せる。
開催時間は9時~12時。参加無料。申し込みは6月7日までウェブで受け付けるが、観光客などの当日参加も可能。予備日は6月22日。