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「神子元ハンマーズ」が移転リニューアル ダイバー100人受け入れ可能に

「神子元ハンマーズ」店長の有松真さん

「神子元ハンマーズ」店長の有松真さん

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 来年で25周年を迎えるダイビングショップ「神子元(みこもと)ハンマーズ」(南伊豆町湊)が5月29日、これまでの店舗から徒歩約20分の波止場近くに移転した。新店舗は、従来の約3倍のダイビング客を迎え入れ可能な広さを備えた施設にリニューアルした。

ショップ外観(関連画像10枚)

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 同店は、伊豆半島の南東沖合約10キロに位置する神子元島周辺でのダイビングをサポートしている。神子元島は、複雑な海底地形と黒潮の影響により、多いときには数百匹に及ぶハンマーヘッドシャーク(シュモクザメ)の群れを観察できる、世界的にも珍しいダイビングスポットとして知られている。特に6月から10月にかけてのハイシーズンには、外国人ダイバーの来訪も年々増加している。

 こうした人気の高まりを受け、やや手狭となっていた旧店舗を移転。新施設では最大約100人のゲストを受け入れることが可能になった。広々としたシャワールームや器材洗い場を備え、大型テーブルを設置するなど、「くつろげる空間」を整えた。内装は海外のリゾート地を思わせる雰囲気に仕上げたという。さらに、旧施設よりも大型のダイビング専用船も新たに建造中で、今秋の就航を予定している。

 同店はオフシーズンにアジアを中心とした海外のダイビングフェスにも参加しており、神子元島とハンマーヘッドシャークの認知度向上や外国人ダイバーの誘致に力を入れている。2024年末から2025年5月にかけては、タイ、台湾、シンガポール、オーストラリアのフェスに出展した。

 有松真店長は「これまでは宿泊や食事の提供も行っていたが、新施設ではダイビングショップの機能に特化した。ゲストには町内の飲食店や宿泊施設を利用してもらい、地域全体の活性化につなげたい」と話す。「近隣には伊豆半島ユネスコ世界ジオパークの観光スポットも多く、ダイビングに加えて町の滞在・観光も楽しんでほしい」とも。

 ダイビング料金は一般2万2,000円~。ハイシーズン期間の集合時間は、午前2ダイブ=6時20分、午後2ダイブ=10時。伊豆急下田駅までの送迎も行っている。

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