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下田で古楽器奏者によるコンサート 400年前の音楽を今に

ポスターを掲げる稲生沢こども園の田力いづみさん

ポスターを掲げる稲生沢こども園の田力いづみさん

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 ルネサンス期やバロック時代の音楽を古楽器で奏でるコンサート「若き作曲家たちの挑戦」が5月8日、稲生沢こども園(下田市立野)で開かれる。

コンサートのポスター

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 演奏するのは、信州・八ケ岳を拠点に全国各地で古楽コンサートを行っている「ムジカ・ロゼッタ」のメンバー。ソプラノ歌手の原謡子さん、角笛のような楽器「コルネット(ツィンク)」奏者の上野訓子さん、バロックバイオリン奏者の丹沢広樹さん、トロンボーンの原形「サックバット」奏者の小野和将さん、小型パイプオルガン奏者の杉本周介さんの5人。いずれも17世紀当時と同じ様式の古楽器を用いて演奏する。

 コンサートでは、17世紀初頭のイタリアで活躍したクラウディオ・モンテヴェルディと、その影響を受けた若き作曲家たちの作品を紹介する。モンテヴェルディは一般的な知名度は高くないが、バッハやモーツァルトよりも100年ほど前に活躍し、当時の音楽に革新をもたらし、後の西洋音楽に大きな影響を与えた作曲家。

 会場の稲生沢こども園では、子どもや地域住民のために、音楽家を招いた定期的な音楽会を開いている。今回は、メンバーの丹沢さんが同園で子どもたちにバイオリンを教えている縁から、特別公演として開催が決まったという。

 コンサートを企画した同園の保育士・田力いづみさんは「普段なかなか触れる機会のない音楽を、地域の皆さんに身近に楽しんでもらいたい」と話す。

 17時30分開場、18時30分開演。チケットは、前売り=一般2,000円、当日=2,500円、学生=1,000円。

 同公演は下田のほか、5月3日=八ヶ岳、5月9日=静岡市、5月10日=浦安でもそれぞれ開く。料金は公演ごとに異なる。

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