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松崎町「ヒロミダンススタジオ」40周年 パラ開会式ダンサー迎え発表会も

発表会に出演した生徒たち

発表会に出演した生徒たち

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 昨年40周年を迎えた「ヒロミダンススタジオ」(松崎町松崎、TEL 0558-42-1686)の生徒たちによる発表会が3月31日、松崎町勤労者体育センターで開かれた。幼児から大人クラスまで総勢45人がダンスを披露。集まった100人近い観客を楽しませた。

光陽師 想真さんパフォーマンス「狐舞」(関連画像12枚)

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 松崎町出身の桑原裕美さんが主宰する同スタジオ。桑原さんは日本女子体育大学でモダンダンスに出合い、本格的にダンスを学んだ。在学中には舞踊団にスカウトされ、舞台で活躍した経験も持つ。

 大学卒業後に地元に戻ってダンススタジオを開き、地域の人たちにモダンダンスやジャズダンスなどを教えてきた。親子3代にわたって通う生徒がいるほど地元に溶け込んでいる。桑原さんは「松崎町は優しい人たちばかりで、皆さんが支えてくれたから40年間続けてこられた」と振り返る。

 発表会では、生徒たちのダンスに加え、40周年スペシャルゲストとして2020年東京パラリンピック開会式のメインパフォーマンスに出演した自閉症のダンサー・光陽師想真(こうようし・そうしん)さんが登場。地球の鼓動をテーマにした狐面ダンスパフォーマンス「狐舞(きつねまい)~真鼓動~」を披露し、会場を幻想的な雰囲気で包み込んだ。

 カンボジアやパレスチナなど海外でも活躍する想真さんはダンス後、体を感じるワークや深呼吸のワークを観客と共に行った。7年前にも同スタジオの発表会に出演した想真さん。今回の発表会について、「同じ振り付けでも、それぞれの日常や感情が表現に見えた瞬間が好きだし、それがダンスの醍醐味(だいごみ)でもある。みんなのダンスで、その瞬間が垣間見られたのが良かった」と感想を話した。「7年前の僕のダンスを覚えていてくれた生徒もいて、うれしかった」とも。

 今後の展望について、桑原さんは「大事にしているのは一人一人が輝けるダンス。間違えても良いから、気持ちよく踊っちゃえと生徒にいつも伝えている。子どもも大人もそれぞれ日常で抱えているものがある。そういうものを忘れて元気になれる、居心地の良い、そんなスタジオであり続けたい」と話す。

 レッスンは幼児クラス、小学生クラス、夜大人クラス、健康体操クラス、昼ダンスクラスがあり、月謝制。

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