
1000個以上のちょうちんが彩る温泉街で台湾グルメや地元グルメを楽しむことができる「春色食夜市」が4月5日、熱川温泉で開かれる。
台湾ちょうちんが彩る「花はなぱぁ~く」の様子(関連画像6枚)
熱川温泉では2024年4月から「熱川台湾提灯(ちょうちん)プロジェクト」と題して、本場から取り寄せた台湾ちょうちんで夜のにぎわい創出に取り組んでいる。同プロジェクトは、台湾・チウフェンへの視察の際にチウフェンと熱川温泉地形や町並みが似ていることを感じたことや、町の老舗レジャー施設「熱川バナナワニ園」で長らく台湾原産のバナナ品種「仙人蕉」を育てていることなどから、岩井茂樹町長の発案で始まった。
毎日19時~21時に点灯しているちょうちんは、当初は800個で始まったが、徐々に買い足して今では1300個にまで増えている。1月からは、10前後の屋台が出店する「ゆけむり夜市」も月1回のペースで開いている。
同イベントは年に一度の特別な催しとして開くもの。地元グルメや台湾グルメ、台湾の物産を販売する屋台26店が、明るいうちから出店するほか、二胡の演奏や中華獅子舞など台湾文化を体験できるアトラクションも披露。夜には願い事を書いたランタンを浮かべる天燈(てんとう)上げも行う。
イベント広報を担当する神山浩子さんは「春色食夜市は、毎月開催しているゆけむり夜市とはスケールや内容が異なる特別な一日。湯煙と台湾ちょうりんが織りなす幻想的な景色の中で、大勢の方に楽しんでほしい」と来街を呼びかける。
屋台の出店は、花はなぱぁ~く=12時~、駅前広場=15時~。セレモニーは駅前広場で18時50分~。天燈上げはしおかぜ広場で20時~。21時終了予定。