買う

海水浴場の漂着ペットボトルを活用したエコバッグ 下田市が販売開始

エコバックを持つ市役所の職員

エコバックを持つ市役所の職員

  • 0

  •  

 下田市が3月19日、海の環境保全の一環として海水浴場で回収した漂着ペットボトルを再利用した「アップサイクルエコバッグ」の販売を始めた。

昨年のビーチクリーン活動の様子(関連画像5枚)

[広告]

 同取り組みは、2022年に始まった「下田市の海浜回収ペットボトルアップサイクルプロジェクト」の一環。昨年のペットボトル由来のポロシャツに続く第2弾製品となる。

 「下田ライフセービングクラブ」とファッションブランド「シップス」が長年実施しているビーチクリーン活動に、漂着ペットボトルを資源化するプロジェクト「UpDRIFT(アップドリフト)」に取り組む繊維商社「豊島(とよしま)」、下田市が加わり、4者が協働して進めている。

 下田の海を訪れた海水浴客と地元住民やライフセーバーと共にビーチクリーン活動を行い、そこで回収されたペットボトルを資源化・製品化することで、環境保全への意識を高めることを目指す。

 今回のエコバッグには、昨年夏に回収した約100キロ、5000本のペットボトルの一部を使用。シップスがデザインを手がけ、昨年のポロシャツにも用いられた、下田の頭文字「S」といかりを組み合わせたロゴを入れる。

 色はネイビーのみで、サイズは大小2種類を展開。大=幅40センチ、高さ60センチ、マチ20センチ、小=幅25センチ、高さ41センチ、マチ20センチ。いずれもコンパクトに折りたためる。価格は、大=1,800円、小=1,300円。

 下田市役所河内庁舎(企画課窓口)と清掃センター(下田市敷根)の2カ所で扱うほか、ふるさと納税の返礼品としても提供する。窓口で購入する際には、プラスチックによる海洋汚染を防ぐ活動を宣言する「下田マイエコ宣言」の提出も求める。

 下田市企画課の佐々木綾さんは「この活動を知ってもらうことで、多くの人が浜辺でのごみ拾いなど、環境保全に関心を持ってくれれば」と期待を寄せる。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース