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南伊豆町チャレンジショップが場所を変え運営再開 過去40人利用、独立も

南伊豆町チャレンジショップ外観、現在は沖縄そば店「南風」が利用中

南伊豆町チャレンジショップ外観、現在は沖縄そば店「南風」が利用中

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 1カ月単位で気軽に「お試し」出店できる「南伊豆町チャレンジショップ」が2月15日、これまでの場所から南に200メートルほどの店舗(南伊豆町下賀茂)で再スタートを切った。

「南伊豆町チャレンジショップ」店内の様子

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 南伊豆町商工会が運営する同ショップは2017(平成29)年9月、下賀茂バス停前の場所でスタート。起業を目指して気軽に1カ月単位で出店することができ、飲食店の出店も可能。南伊豆町に住所を持つ人か、南伊豆町に出店を検討する人であれば、誰でも利用することができる。

 これまでに約40人が同ショップを利用。ベトナム料理店「OH!PHO」、インド料理店「南豆亭」、指圧マッサージ店「ハルカ」など、同制度を経て独立した人も多い。

 これまでの場所はチャレンジショップから始まったアイスとクレープの店「FRESCOLINO(フレスコリーノ)」が営業を継続することになったため、南伊豆町商工会が新たに下賀茂商店街を南に200メートルほど歩いた南伊豆町役場の入り口付近にある空き店舗を改装。今月、チャレンジショップを半年ぶりに再開した。

 今月は、富士市から同町に移住したシステムエンジニアの植松孝太さんが沖縄そば店「南風」を開いている。料理と沖縄好きが高じて何度も沖縄旅行を繰り返すうちに、自分好みの沖縄そばを作れるようになったという植松さん。「沖縄への移住も考えたが、実家からもそれほど遠くなく、自然が豊かで落ち着いた雰囲気の南伊豆町が気に入った。本業があるので週末だけの営業となるが、自家製麺の沖縄そばを食べに来てもらえたら」と話す。メニューは、ソーキそば(800円)、ソーキ(500円)、じゅーしぃ(200円)など。テイクアウトにも対応。

 同町商工会の小泉一裕さんは「3月はカフェ『レモーネコーヒー』が出店し、4月は沖縄そば店『南風』が再出店を予定。5月以降はまだ募集中。店舗の造りが飲食店向きだが、さまざまな業種の人に挑戦してほしい」と呼びかける。

 出店料は1カ月1万5,000円。飲食店の場合は1カ月3万円。

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