下田出身の20代の店長が腕を振るうお好み焼き店「フジヤマタロウ」(下田市一丁目)が伊豆急下田駅からすぐの場所にオープンして、1月19日で1カ月がたつ。
同店は焼き肉店「成翠園」と居酒屋「後宴酒場」(いずれも一丁目)が、「駅前の活性化につなげたい」という思いで協力してオープンしたもの。インバウンド客や地元客の取り込みを狙い、成翠園が以前手がけていたお好み焼き店を軸に店作りを進めたという。
店長を務めるのは、下田市出身で23歳の後藤大城(だいき)さん。市内ホテルで板前として働いていたという後藤さんは「駅前の店が少なくなって閑散としていることに危機感を覚えていた。この年齢で店を任せてもらえるのは大きなチャンス」と話す。
1階にテーブル6席とカウンター6席、2階にテーブル14席を備える同店。店内では、「豚玉」(1,298円)や「明太モチチーズ玉」(1,518円)などのお好み焼きや、「豚モダン」(1,518円)や「ミックスモダン」(1,958円)などの麺も入ったモダン焼きを、1階カウンターの鉄板で焼いて提供する。テイクアウトや宅配(店から2.5キロまで、要宅配料)にも対応する。
さらに、後宴酒場のノウハウを生かしてビールやハイボールなどのアルコール類、「牛すじ煮込み」(858円)や「イカゲソ唐揚げ」(968円)などの一品料理も提供する。地元客のボトルキープにも対応する。
「観光客も地元の人も、誰もが気軽に立ち寄れる店にして、駅前をにぎやかにしたい」と後藤さん。「昼から夜まで通し営業するので、昼飲みにも使ってほしい」と呼びかける。
営業時間は11時~22時。店休日はインスタグラムで知らせる。